2次微分(ラプラシアン)
さてさて、今回も画像処理についてやっていきます。
前回は加算平均による平滑化を行いました。
では今回は2次微分(ラプラシアン)による画像の鮮鋭化についてです。
まず鮮鋭化というのは、画像の中の物体の輪郭が緩やかな変化により
ぼけた画像になったりしている。
この輪郭部分を検出して強調する事で、画像を鮮鋭化するというものである。
この鮮鋭化の方法の一つとして、2次微分というものがある。
これはその名前の通り、原画像を2次微分する。
そして、その求めた2次微分の値を原画像から差し引いて鮮鋭化する。
図で示すと以下のようになる。
このような処理を加える事で、画像を鮮鋭化する事が出来る。
それでは実際に鮮鋭化してみましょう。
フィルタ行列は以下のようになります。
では実際のプログラムは以下のように
function image_proc2 % % 画像処理 % 2次微分による鮮鋭化 % % imagedata=imread('woman.bmp'); imagedata=double(imagedata); f=[0,-1,0;-1,5,-1;0,-1,0]; filt_image=filter2(f,imagedata,'same'); image(filt_image); colormap(gray(256)); |