基礎音声処理

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ポイント


基本周波数、スペクトログラム



さて、今回は本当に基本的な音声処理の話しをします。

本当に基本的ですので、音声処理の達人になったと、勘違いしないで下さい。

さて、まず、音声処理というからには、音声がなくては話になりません。
これをダウンロードして下さい。→サンプル音声
この音声を、MATLABの作業フォルダ(今までのプログラムを格納しているフォルダ)に入れて下さい。

では、プログラムを書いてみましょう。

function anaf0

%
% スペクトログラム
% WAVを読み込んで、スペクトログラムの表示
%
%


[y,fs]=wavread('ise4.wav');       % wavファイルの読み込み


fftpt=512;                        % FFTデータ長
win=500;                          % 窓データ数
overlap=125;                      % フレームオーバーラップのデータ長


specgram(y,fftpt,fs,win,overlap); % スペクトログラムを生成


さて、これを実行すると、以下のような図が出てきます。



この図の、一番下の赤い所が基本周波数という事になります。

基本周波数・・・声門が緊張して閉じた状態になり呼吸流により断続的に
起こす振動の事。いわゆる、声の高さになります。

一般的に、成人男性で100−150Hz、成人女性で250−300Hzです。

ボイスチェンジャーの、男性から女性なんていうのは、この値を2倍にしたりしてるんですね。